「世界禁煙デー」及び「禁煙週間」のお知らせ

2017年6月6日

「世界禁煙デー」及び「禁煙週間」のお知らせ

 

5月31日は「世界禁煙デー」となり、世界的に禁煙を呼びかける1日となっています。

 

また明日から1週間を「禁煙週間」とし、「2020年、受動喫煙のない社会を目指して~たばこの煙から子ども達を守ろう~」

というテーマのもと、ホームページにおいて禁煙および受動喫煙防止の情報提供を行いますので、よろしくお願いします。

 

 

禁煙週間1日目:「受動喫煙が周囲に及ぼす影響」

初日の今日は、「受動喫煙のない社会を目指して」というテーマに沿った内容として、

周囲にも多くの影響を及ぼす受動喫煙についてお伝えします。

喫煙者本人が吸い込む主流煙と比較して、吸っていない時にタバコから出る副流煙にはニコチンが2.8倍、タールが3.4倍、

一酸化炭素が4.7倍と、より多くの有害物質が含まれています。

 

喫煙者の周囲の人たちは、喫煙者が吐き出した煙と副流煙が混ざった煙を吸い込む事になり、

肺がんなどの様々な病気のリスクが増大します。

分煙するために台所の換気扇の下やベランダで喫煙した場合でも、台所と隣接する部屋や隣の家のベランダには、

喫煙者の周辺とほぼ同じ濃度の有害物質が到達している事が分かっています。

 

また、喫煙直後に喫煙者が吐く息にも有害物質が含まれており、周囲の人に全く影響を与えない分煙は

非常に難しくなっています。

本人だけではなく、家族や周囲の人たちの健康を受動喫煙から守るためには

分煙だけでは不十分で、禁煙をする事が必要になります。

 

この1週間は普段よりも少しだけ、禁煙と健康について考えていただけると嬉しいです。

 

 

禁煙週間2日目:「子どもが受けるタバコの影響」

 

本日は、サブタイトルのテーマに沿って、タバコが子供に与える影響についてお伝えしていきます。

 

受動喫煙による影響は、妊娠中から始まっています。

 

妊婦への影響

 ・ 流産のリスクが約2倍高くなる

 ・ 早産のリスクが約1.5倍高くなる

胎児への影響

 ・ 子宮内発育遅延のリスクが約2倍高くなる

 ・ 低出生体重児のリスクが約1.6倍高くなる

子どもへの健康被害  ・ 乳幼児突然死症候群(SIDS)
 ・ 呼吸器症状(せき、たん、息切れなど)
 ・ 気管支炎
 ・ 肺炎
 ・ 中耳炎            など

 

中でもSIDSは、それまで元気だった赤ちゃんが突然死亡してしまう病気です。
タバコはSIDSのリスク因子であり、父親と母親が喫煙者である場合は、リスクが10倍になるといわれています。

 

子どもが成長して成人になってからも、胎児のときの受動喫煙の影響が続くと考えられており、成人になってからの肥満、

糖尿病、メタボリックシンドロームに関連があることがわかってきました。

健康被害のほかにも、家庭で受動喫煙にさらされている子どもは、数学および読解力が低下するというデータが報告され

ています。

 

このように、タバコの害は子どもが生まれる前から成人後まで長い期間にわたって影響を与えます。

これからを生きる子どもたちの未来のために、タバコの害について知り、禁煙について考えていただけると嬉しく思います。

 

 

禁煙週間3日目:「本気で禁煙したいなら、禁煙外来へ」
 
<禁煙できる人はどのくらい?>

  約80%が、少なくとも治療終了後4週間以上禁煙を続けられたという結果があります。
 
<保険適用の条件> 

 ニコチン依存症になっていると、自分の意思だけで禁煙を成功させるのは簡単ではありません。
 以下の基準を満たせば、健康保険が適用されます。

  
<保険適用になる治療>

 1.ニコチン依存についてのスクリーニングテストでニコチン依存症と診断

 2.35歳以上の場合は、ブリンクマン指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上

 3.直ちに禁煙しようと考えている

 4.禁煙治療を受けることに文書で同意


 *ニコチンパッチ…皮膚からニコチンを吸収して、喫煙への欲求を抑える治療法。
               基本的な処方期間は8週間。
               費用は約1万3千円(3割負担の場合)


 *飲み薬…離脱症状や喫煙の満足感を抑える治療方法。
         最初の1週間は、薬を飲みながら喫煙してもOK。2週目から完全に禁煙します。
         基本的な処方期間は12週間。
         費用は約2万円(3割負担の場合)

 

 ★ニコチン依存症のテストは[ファイザーすぐ禁煙.jp]でチェックしてみましょう

     http://sugu-kinen.jp/learn/check/(別ウィンドウで表示)

 

 

禁煙週間4日目:「メタボとタバコ、タバコと動脈硬化

 

メタボリックシンドローム(メタボ)は、内臓肥満に高血圧・高血糖・脂質代謝異常が組み合わさった状態です。
メタボになると動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳卒中など生命にかかわる重大な病気を起こしやすくなります。

メタボにならないために、血圧や血糖、脂質に気をつけることはよく知られています。


ですが、タバコもメタボの原因であることを知っていますか?
  
<メタボとタバコ>
タバコを吸うことで、身体から分泌されている物質に影響を与え、糖や脂質の代謝異常を引き起こすことがわかっており、

その結果メタボが発症しやすくなると言われています。 

 

タバコを吸わない人と比較して、タバコを吸う人がメタボになるリスクは、1日に10~19本吸う人で約2倍、40本以上吸う人で

3.4倍にもなるという報告があります。

 

<タバコと動脈硬化>
「動脈硬化」は、血管が細く脆く、詰まっているような状態です。
タバコを吸うと頭がふらっとすることがあるそうですが、これはまさに血流が低下した時に起こる感覚です。
タバコに含まれるニコチンには血管を収縮させる強力な作用があり、血管の幅を狭くさせ、血圧を上げたり、血流を低下させ

たりしてしまいます。
   
動脈硬化が進む・長期間放っておくと、心筋梗塞や脳梗塞などの重大な病気を引き起こしてしまうリスクが高まってしまいま

す。
心筋梗塞や脳梗塞の治療には、多額の医療費と時間がかかるだけではなく、身体に後遺症が残る場合もあります。

 

そして、同じメタボの状態でも、タバコを吸わない人と比較して、吸う人のほうが、心筋梗塞等(虚血性心疾患)や脳梗塞を発

症するリスクはさらに高くなります。

 


よく「今さら禁煙しても遅いのでは?」という質問を受けますが、心臓や脳の病気の発症リスクは、禁煙をすると速やかに減少

します。

禁煙したその日から、血管の障害や、ニコチンによる血管収縮作用はなくなり、血管や体にかかる影響はなくなります。
そのため、何歳からでも禁煙する価値は大いにあるのです。

まずは、本数を減らすことから始めてみませんか?

 

禁煙に関心のある方は、ほかの記事も併せてお読みください。

 

  

禁煙週間5日目:「受動喫煙防止の動きとスモークハラスメント」

 

【受動喫煙防止の動き】
 2020年に東京五輪・パラリンピックが開催されることや、民族共生象徴空間が開設されますが、「お・も・て・な・し」には、

 タバコの煙や臭いがしない綺麗な空気の白老を満喫していただきたいと思いませんか。

 道議会でも受動喫煙防止条例案が9月予定の定例議会に議員提案されるそうです。道民の喫煙率は全国一高いと言われ、

 白老町では16.4%(注:国保特定健診受診者の喫煙率であり、白老町民の喫煙率とは異なる)となっています。

 厚労省は受動喫煙防止策の案を発表し、まだまとまっていない段階ですが、「原則、屋内禁煙守るべき」と厚労大臣は会見

 で述べています。

 

【スモークハラスメント】
 世間には32種類のハラスメントがあるそうで、その中の1つとして「スモハラ」もあるそうです。
 スモークハラスメントとは、職場等において自己の意思に反して喫煙者が非喫煙者に対して喫煙することを強制したり、

 タバコの煙に曝される等、いわゆる「喫煙に関する嫌がらせ行為」のことを言うそうです。

 (スモークハラスメント 山本由美子 著より)

 受動喫煙対策が必要な理由としては、
  1:副流煙は主流煙よりも有害物質を多く含む。
  2:副流煙を吸い続けることにより、肺がんや心疾患、脳卒中のリスクが増加する。
  3:妊娠中の女性従業員や呼吸器・循環器疾患のある従業員及び未成年の従業員については、受動喫煙によるリスクが

      特に高い。
  4:平成27年6月に受動喫煙対策についての企業の努力義務が法律上、明記された。

 今後、十分な受動喫煙対策を進めていくことが必要になってきますね。

 

 

 ※今年の禁煙週間は本日で終わりますが、禁煙はいつからでもスタートできます。喫煙者と非喫煙者がお互い気持ちよく

   過ごせる環境を目指したいものですね。

お問い合わせ

健康福祉課
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電話:0144-82-5541