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糖尿病×フレイルの展示&11月7日出前講座

11月1日より、いきいき4・6では、フレイルと糖尿病に関する展示・資料配布をおこなっています。

全国でも、世界糖尿病デー(11月14日)を含む1週間を全国糖尿病週間としており、日本糖尿病協会で毎年テーマを決め、それをもとに啓発・普及活動を進めていますが、今年は、『フレイル・サルコペニア』です。

いきいき4・6の展示の中でも、今まで、サルコペニアやフレイルの展示をおこなってきましたが、筋力の低下と生活習慣病は密接な関係にあります。

今回のテーマの糖尿病でいうと、コントロールが悪いとフレイルになりやすいという報告があります。

また、すでにフレイルになっている状態だと、血糖コントロールが悪化しやすく、低血糖になりやすいという報告があります。

そのため、フレイルについての早めの評価と予防が大切になります。

いきいき4・6の配布資料でもフレイルのチェックができるシートもご用意しています。

また、糖尿病の目標は、『合併症予防のためにHbA1cを7.0%未満に予防しましょう』というのが一般的でした。

しかし最近では、すべての糖尿病のかたに当てはまることではなく、日本糖尿病学会で高齢者の糖尿病患者に対する治療目標が発表され、高齢者糖尿病治療ガイド2018にも掲載されています。

血糖コントロール目標

血糖コントロール目標値の画像

高齢者糖尿病血糖コントロール目標

高齢者糖尿病血糖コントロール目標値の画像

糖尿病とフレイルを考える上でも外せないのが食事であり、食事に含まれている栄養を知って自身でコントロールする重要性はとても大切なことです。

フレイルを予防するために大変重要なのが筋力の維持です。

糖尿病の人でもカロリーや糖分をしっかりと管理しつつも、しっかりとたんぱく質を摂取することが大切です。

現在、白老町の生活習慣病の指導における食事指導においては4つの食品群の資料を使用し、指導をおこなっていますが、資料に使用している量の目安は、牛乳、卵、野菜等一部を除き、おおよそ80キロカロリー(糖尿病食品交換表の1単位分)の倍数になっています。

4つの食品群と栄養バランスの画像

糖尿病の食品交換表は、独自の6つの食品グループに分かれており、4つの食品群の分けかたとは異なりますが、糖尿病交換表1単位にどれだけ糖質が含まれているのかを知り、自身でもコントロールできるようにします。

80キロカロリーを1単位として考えるのは変わらないので、どちらの食品のグループ分けでも指導が可能です。

先日、フロンティアにて出前講座をおこないましたが、その際にも4つの食品群で食品をグループ分けし、参加者個々の食べかたを独自で見直しをしてみました。

フロンティアでの出前講座の様子の写真

皆様積極的に参加してくださいました。

ご参加の皆様、ありがとうございました。

4つの食品群の資料も、いきいき4・6でご用意しておりますので、興味のあるかたは、いきいき4・6にお立ち寄りの際に

ご自由にお持ちください。

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