北海道初 白老橋に「道路メンテナンス技術集団」が派遣されました
白老橋における国の直轄診断の実施について
令和3年1月26日 白老川に架かる白老橋において、北海道開発局、国土技術政策総合研究所、土木研究所の職員等で構成される「道路メンテナンス技術集団」による橋梁の「直轄診断」が行われました。
国土交通省では、緊急的な対応が必要かつ高度な技術力を要する施設について、地方自治体への支援制度として、道路メンテナンス技術集団による直轄診断が2014年からこれまで全国14か所で実施され、道内における直轄診断は白老町が初の実施となりました。
当日、白老町中央公民館において着手式がとり行われ、技術集団のリーダーを務める北海道開発局建設部道路維持課の武藤秀樹道路保全対策官より戸田町長へ派遣通知書が手渡されました。
会場で診断方法などの説明を受けた後、現地において点検調査が実施され、戸田町長も点検車輌に乗り込み、橋桁等の近接目視や打診検査を実施すると共に、損傷部における状況説明を受けました。
現地点検調査終了後には報告会が行われ、道路メンテナンス技術集団より「確認した範囲からは損傷や変状が見られ、耐久性が低下している可能性があるものの、今すぐ落橋につながる致命的な危険性は認められない」との報告を受けた事に対し、戸田町長は、施設の延命化を図るにあたり、今後行われる詳細調査、診断結果を基に補修規模や復旧方法等の技術的支援と予算措置確保について要請致しました。
今後、現地での詳細調査が実施され、道路メンテナンス技術集団より修繕方法などの提案を受ける予定となっております。
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直轄診断 着手式 (右:北海道開発局武藤道路保全対策官) (左:戸田町長)
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白老橋の現地調査の様子 | 現地調査後の調査報告会 |
白老橋緒元
・白老川をまたぐ中央通に架設された橋(橋長148.2m、幅員7.5m)
・1953年(昭和28年)に建設され、66年が経過
・構造は3径間連続RC桁橋2連+単純PC床版橋