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町立病院改築事業の概要について

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町立病院改築事業概要

町立病院の改築にあたっては、回復期患者の受入れを重視した病院機能と介護機能を併設する病院改築としてその方向性を示し、これまで多くのかたがたから多種多様なご意見を賜りながら、協議・検討を重ねてまいりました。

令和3年6月に改築基本計画を成案化し、新たな津波想定を踏まえた計画内容の一部改訂を経て、同年8月から病院改築事業がスタートしました。

以下に病院改築事業の概要をお知らせします。

(1)病院理念

白老町立病院は、地域における基幹的な公的医療機関として地域住民の医療確保のため重要な役割と機能を果たすものです。新病院においても「患者さんに信頼され笑顔と思いやりのある病院づくり」を理念として掲げ、医療と介護を多角的に提供する面倒見のいい病院として、本町の地域包括ケアシステムの構築を目指します。

(2)新病院の整備方針

ア 安全安心な療養環境等を提供できる施設整備

患者様の状態に応じた効果的、かつ効率的な治療の提供や医療安全対策など、安全安心な療養環境等を提供できる施設整備を進めます。

イ 患者様中心の施設整備

プライバシーへの配慮や療養環境の改善、来院者が分かりやすいシンプルな動線の確保など、患者様中心の施設整備を進めます。

ウ 機能的で働きやすい施設整備

機能的な施設配置と効率的な業務動線の確保など、医師や医療従事者にとって働きやすく魅力的な環境整備を進めます。

エ 経済性を考慮した施設整備

省エネルギーによる地球環境への配慮やライフサイクルコスト等を考慮した経済性の高い施設整備を進めます。

オ 災害に強い施設整備

ライフラインの確保など災害後も病院を維持できる施設整備を進めます。

カ 変化に対応できる施設整備

医療制度改革や医療技術の進歩、医療ニーズの変化等に対応できる施設整備を進めます。

(3)新病院整備の基本方針

病床数

令和22(2040)年の本町及び東胆振医療圏域に加え、西胆振医療圏域の近隣2市における人口構造や医療需要を踏まえつつ、白老町民の回復期患者傾向などを考慮し、一般病床を40床とします。

病床数の計画図

診療科目

今後の後期高齢者における長寿命化傾向を踏まえ、基本診療科目は「内科」、「整形外科(もしくは外科)」、「小児科」とし、出張専門医の招へいによる専門外来診療についても継続します。

診療科目の計画図

介護医療院きたこぶし

改築に伴い介護老人保健施設から、慢性期機能を有する介護医療院へと転換を図るとともに、定員数19人による多床室形態として整備します。

介護医療院北こぶしの計画図

津波対策

北海道が公表した新たな津波想定を受け、町立病院敷地内の津波浸水深を3メートルから4メートルと想定し、ピロティ方式(高床式)による対策を講じます。また、病院屋上を地域住民の津波一時避難場所として活用できるよう整備します。
ピロティ型(耐震構造案)イメージ図

配置計画

現地建替えを原則とし、配置計画エリアの範囲内で整備します。

配置計画エリアの航空写真

新病院配置計画エリア

 

(4)整備スケジュール及び整備手法

整備スケジュール

令和3年8月に発注公告し、令和4年1月の業者選定を経て、調査・測量、設計、建設工事と進んでいます。開院は令和6年5月頃を予定しています。

整備スケジュール

整備手法

従来方式よりも工期の短縮が図られると同時に、事業費増加リスクの低減においても効果が期待される設計施工一括発注(デザインビルド)方式を採用いたしました。なお、デザインビルド方式による受託候補者を選定するため、公募型プロポーザル方式による企画提案募集を行いました。

町立病院改築基本計画

(1)町立病院改築基本計画の公表(令和3年6月策定)

新病院に求められる医療機能や規模、施設整備計画、部門別計画、整備スケジュールなどを盛り込んだ「白老町立国民健康保険病院改築基本計画」を策定しました。

計画については、下記よりダウンロードできます。

(2)パブリックコメントの実施結果について

下記の期間にて「白老町立国民健康保険病院改築基本計画(案)」についてのご意見を募集しました。

(3)町立病院改築基本計画の一部改訂について

令和3年7月、北海道から示された日本海溝・千島海溝沿いを震源とする太平洋沿岸地域における新たな津波浸水想定を受け、基本計画の一部改訂を行いました。

白老町立国民健康保険病院改築基本計画(一部改訂版)※改定箇所のみ抜粋

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