○交通安全都市宣言

昭和39年8月28日

宣言

国道36号線を中心として形成する白老町は、最近における国民生活の向上と、自動車等の運行は日増に輻そうし、更に車両の大型化によって、町民は常に交通事故の危機にさらされて日常生活を送りつつある現状である。

昭和38年7月法律第133号をもって公布せられた地方自治法の改正は、その一端に普通地方公共団体に属する行政事務として、交通安全の保持を新たに加え住民の交通安全化を求めているが、これ偏に交通事故による一瞬にして父母兄弟を失い、又生涯障害者として、楽しかるべき家庭も悲惨の極に達する惨状を防止せんとする意図に外ならない。

素より交通事故を防止するための措置は、それぞれの分野において積極的に実施されなければならないが、交通事故の大半は人的によるものが多く法規の遵守とともに交通道徳の涵養、交通環境の整備充実により阻止し得るべきものと確信するものである。

われわれは以上の趣旨により交通安全について、ひとり交通機関のみに委ねることなく進んで諸施策に協力し交通道徳の向上に努め、悲惨な交通事故から町民及び旅行者の安全を護り交通事故絶無の町民運動を強力に推進展開すべきであると確信するものである。

よってここに町は「交通安全都市」とすることを宣言決議する。

交通安全都市宣言

昭和39年8月28日 宣言

(昭和39年8月28日施行)

体系情報
第1編 規/第1章 町制施行
沿革情報
昭和39年8月28日 宣言