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すこやか お酒の飲み方を考える特集 ~第1弾 アルコールと肥満~

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すこやかでは、健康ニュースと健康レシピをお届けしています。

年末に差し掛かり、お酒を飲む機会が増えてくる時期になりました。呑兵衛の皆さまはお忙しいことと思います。

12月号・1月号では、2回にわたって、お酒にまつわる特集をお届けします1回目の12月号では、肥満の予防・改善の視点を通して、お酒の飲み方を考えます。

1. アルコールと肥満

(1)食欲増進

適量であれば食欲を増進する”アルコール”。摂りすぎると、食べすぎに繋がります。この食べ過ぎも続くと、消費されない分は脂肪として蓄えられ体重増加に繋がってしまいます。肝臓にも脂肪がたまり、脂肪肝になってしまうこともあります。

 

(2)アルコールが血液に入ると…

お酒に含まれるアルコールは吸収されると血液に入ります。

実は体の中で、アルコールは毒物扱いです。

早く無害なものに変えようと、肝臓では最優先で1時間に7gずつアルコールを処理します。

それ以外は全身を回り、また肝臓に戻り繰り返し代謝します。その時に食べた物(栄養素)は

処理できず、血液中に出て、アルコールが処理されるまで待っています

アルコールが血液に入ると…

肝臓で1日に無理なく処理できるアルコール量は20gまでです。それ以上はどんどん負荷がかかり、1日中一晩かけても傷つきながら60gが処理の限界です。これ以上は肝細胞が休む時間がありません。

アルコールの基準量

(3)肥満につなげたくない!飲み方を考えてみましょう

糖質が入っていなければ、アルコールは太らないと思いますか?

いいえ!体の中で実際に利用されるエネルギーはアルコール1gあたり約7kcalあります。

余ると脂肪としてたまるんです。

 

あなたなら、どう飲みますか?下記の”私の飲み方は?”の資料で確認してみましょう。

私の飲み方は?

資料には、カロリーや栄養素の比較で”ご飯”を載せています。

ご飯と比べて、お酒はどうでしょうか?

この表以外でも、飲んだお酒の量を次の計算式に当てはめると、簡単にアルコールの計算できます。

アルコール量の計算

2. 選ぶおつまみメニュー

お酒の働きの一つに、食欲を亢進させる働きがあるため、おつまみの選び方や食べ方によっては、飲む機会が増えるほど、肥満に繋がってしまうため、工夫が必要です!おつまみメニューのポイントは、塩分を抑え、食物繊維やビタミンを積極的に摂り入れることです。そこで、今回のすこやかでは、食物繊維やビタミンを摂り入れつつ、お酒にもぴったりな減塩おつまみレシピをご紹介します♪

 

【おつまみメニューを選ぶポイント】

  • 塩分を抑える
  • 野菜やきのこ、海藻を積極的に摂り入れる

  (※食べるときは、よく噛んでゆっくり食べることを意識しましょう♪)

 

~今月のすこやかレシピ~

1. 玉ねぎが主役!玉ねぎのカレークリーム煮

2. 柔らか仕上げ♪鶏むね肉のトマトソース