認知症になっても、安心して自分らしく暮らせるまちへ
白老町は、高齢化率が47%を超え、間もなく町民の2人に1人が高齢者となる時代を迎えています。
国の推計では、高齢者の5人に1人が認知症を発症すると見込まれており、本町は75歳以上の後期高齢者の割合が高いため、今後さらに認知症のリスクを抱える人が増える見通しです。
町民一人ひとりが尊重される社会を目指し、誰もが安心して年を重ね、住み慣れた地域で尊厳をもって暮らすことが町民共通の願いです。
認知症になっても自己否定せず、豊かに暮らし、地域の一員として共に生きることを諦めないという「希望」を町全体で支え、温かい社会を築くことを目指して、条例を制定をしました。
白老町認知症と共に生きる希望条例_全文 (PDF 241KB)
白老町認知症と共に生きる希望条例_概要版チラシ (PDF 987KB)
白老町認知症と共に生きる希望条例_逐条解説 (PDF 561KB)
基本理念
尊厳と希望の尊重
認知症になっても自分らしく希望を持って暮らせるまちを目指します。
正しい知識と理解
認知症への正しい知識を持ち、住み慣れた地域で安心して暮らせる地域共生社会の実現を目指します。
社会参加の促進
認知症になっても、社会の一員として能力を活かし、参加できる環境をつくります。
主役は私たち!それぞれの役割
認知症は、町民誰もが関わる可能性のある身近な課題です。
だからこそ、町だけでなく、企業や地域団体、そして町民一人ひとりが当事者意識をもって行動することが何よりも重要です。
- 町の責務 施策の計画的推進、各主体との連携
- 認知症の人と家族 希望や思いの発信、社会参加
- 町民 正しい理解、認知症への備え、町民同士の支え合い
- 事業者 職場での理解促進、適切なサービス提供、地域ぐるみの支援
- 町内会等 見守り、地域での交流促進、社会参加の機会づくり
- 関係機関 医療や介護の多職種連携、質の高いサービス提供
町が取り組む施策の方向性
認知症と診断される前の軽度認知障害(MCI)の段階にある人も含めて、認知症の人とその家族が悩みを抱え込むことがないよう、多様な主体の連携により、地域全体で支えるとともに、相談体制やサービス利用の支援等において、包括的かつ計画的な施策展開を目指します。