1 ポロトの森(遊歩百選)

ポロトの森の浮橋付近には、ミズバショウの群生地があり、毎年、ゴールデンウィークには見頃となります。
この群生地を守るため、道央自動車道の建設にあたり、支柱を使わず建設されました。

森の中をウォーキングする遊歩道沿いには、クリやミズナラ、カツラなどの直径100センチメートルを超える巨木が点在しています。
エゾシカやエゾモモンガ、エゾリスなどの動物やアカゲラやオオルリなどの野鳥も生息しており、多くの樹木や野草、コケやキノコも見ることができます

ポロトの森の最奥部にある「もみじ平」では、秋に美しい紅葉を楽しむことができます。
川や湿原、森などのさまざまな自然環境により構成されたポロトの森では、多くの動植物が互いに関わりを持ち、何万年もの昔から均衡を保って、現在のポロトの自然が作られました。
「遊歩百選」は、読売新聞社の50年事業で風光明媚な歩道がある地域として、2002年に全国から804ヵ所(コース)から100ヵ所が選定されたものです。
北海道からはポロトの森を含む3ヵ所が選ばれています。
ポロトの森入口には、国立アイヌ民族博物館を含むウポポイ(民族共生象徴空間)があります。
アイヌ文化のナショナルセンターでアイヌ文化に触れたあとは、アイヌ文化の息吹が残るポロトの森を訪れてはいかがでしょうか。
2 ポロト湖
ポロト湖は、周囲の自然に囲まれ、晴れて
風が穏やかな日は、湖面に風景を反射して映す美しい湖です。
隣接するインフォメーションセンターでは、カヌーや自転車の貸出しを行っており、白老の自然を満喫することができます。
冬には結氷し、ワカサギ釣りを楽しむことができます。
3 クッタラ湖

支笏洞爺国立公園特別区域にある周囲約8キロメートルのきれいな円形をしたカルデラ湖。
流入・流出する河川がなく、水質は全国でもトップクラスで、透明度は摩周湖に次いで高い美しい湖です。
4 インクラの滝(日本の滝100選)
高さ約44m、幅約10mの水量豊富な滝で、滝壺まで行くことはできませんが、駐車場近くの第一展望台と見晴らし台(第二展望台)から滝を見ることができます。
昭和初期まで地元の人は「別々の滝」と呼んでいましたが斜面にレールを敷き、動力で荷物を運ぶ装置である「インクライン」という起動貨車があったことから、「インクラの滝」と呼ばれるようになりました。
周囲にはエゾマツやトドマツ、ナラ、イタヤ、カツラ、ニレ等が生育し、四季それぞれの景観を作り出しています。
5 ホロホロ山(北海道の自然100選)

標高1,322m、胆振総合振興局管内最高峰の山です。支笏・洞爺の2大湖をはじめ羊蹄山や恵庭岳、札幌周辺の山々まで望むことができます。
6 アヨロ海岸

夕暮れも美しい虎杖浜の海岸。
アイヌにまつわる伝承も多く残されています。
この海岸近くにはホテルや旅館のほか、海産物の直売所なども充実しています。