水道水の水質については、水道法に基づく水質基準等に適合することが求められており、白老町上下水道課では、常に水道水の水質を良好に保つよう浄水処理に万全を期しています。
さらに、水源から蛇口にいたるまで、きめ細かな水質管理を行うことにより、安全でおいしい水道水を供給できるように努めています。
1 原水の水質検査
原水の水質検査は、月1回検査を行い水質状況の変化を把握しています。
また、水源河川、井戸等の実態把握と水質異常の早期発見のため、随時パトロールを行い、水質等、河川の状況を監視しています。
2 浄水場・給水栓等の水質検査
浄水場では、自動水質計器により常に水質を監視しながら、原水の水質にあった浄水処理を行い、水質基準に適合した安全な水道水をつくっています。
また、浄水処理の各段階でも検査を行い、処理の進行状況をチェックし、水道水の安全確保に万全を期しています。
さらに、給水栓(蛇口)など約5箇所の測定地点で残留塩素等を、定期的に水質検査を行い、水道水の安全性を何重にもチェックしています。
3 水質管理体制について
- 水質項目の中で試験が容易にできる項目(アルミニウム、色、濁度等)は、職員が定期的に又は、毎日水質試験を行い水の安全確保に努めています。
- 毎月検査項目(9項目)及び、全項目(51項目)試験は、厚生労働省登録機関で検査依頼を行っています。
- 臨時水質検査等については、苫小牧保健所と連絡を綿密に図ることにより、緊急時における水質管理の対応に努めています。
水質試験の頻度
毎月検査項目(9項目)
51項目中、9項目に関しては、水道法で省略不可能と定められています。
全項目試験(51項目)
51項目に関しては、水道法で水質検査計画を年度始めに策定して項目ごとに水質試験回数を設定しなければならないと定められています。
毎日検査項目
色、濁り、残留塩素等の項目に関しては、毎日水質試験を行わなければならないと定められています。
健康に関連する項目では、年4回を基準に定められています。
また、健康に関連する項目中の消毒による副生成物においても同様であります。
4 水源の安全管理
白老町水道事業は、計3箇所の水源を管理しています。
(1)白老浄水場の水源(取水能力6,325立方メートル/日)
白老浄水場の水源は、白老川支流であります毛白老川(もしらおいがわ)の表流水を取水しています。
管理体制においては、職員が定期的に河川の監視又は、取水上流部の調査(人為的汚染等の有無)等の実態把握と水質異常の早期発見のため、車を使って随時パトロールを行っています。
台風、豪雨、豪雪の時は、取水口の保護のため砂、流木、氷割等の作業を行って、水を安定して取水できるよう管理しています。
白老浄水場内では、原水異常等の早期発見のため原水で魚を飼育して監視を行っています。
(2)虎杖浜第1浄水場(取水能力1,650立方メートル/日)
虎杖浜第1浄水場の水源は、クッタラ湖の湧水を使用しているため水質は、比較的安定しています。
湧水部を取水枡にて保護しておりますので、月数回、車でパトロールを行っています。
(3)虎杖浜第2浄水場(取水能力3,200立方メートル/日)
虎杖浜第2浄水場の水源は、2本の深井戸を使用しているため水質は、比較的安定しています。
取水ポンプ等の異常の有無等、月数回、車でパトロールを行っています。
5 白老浄水場の見学について
水道水ができるまでの工程を知りたい、浄水場内部を見学してみたい方は、下記の要綱で見学することができます。
見学時間 | 平日のみ8時30分から16時00分 |
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受付方法 |
まずはお電話でご連絡ください (連絡先:0144-82-2562) |
受付人数 |
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