このマニュアルは、「開設と運営の手順」「生活ルールブック」「様式集」の3部構成で、運営にかかわる町内会や避難者、担当職員の役割を明確化。作成にあたっては、災害の種類や避難所施設を特定せず、避難所生活が長期化した場合を考慮し、どの災害、どの施設でも活用できる「標準形」のマニュアルです。
避難時の心得として

- 避難する前にガスの元栓を締め、電気器具のスイッチ・電気のブレーカーを切っておきましょう。
- 避難の勧告等があった場合、速やかにその指示に従いましょう。
- 近隣所の人たちに声を掛け合って集団で避難しましょう。
- 必ず徒歩で避難し、自動車は使わないようにしましょう。
- ラジオ・テレビなどの災害情報をよく聞き、あわてず落ち着いて行動しましょう。
白老町避難所運営マニュアル
開設と運営の手順
避難所運営の標準的な組織や運営の流れ、活動班の内容と手順について記載しています。
1 避難所の考え方と役割について
避難所は、避難を必要とするかたを一時的に受け入れ、必要最低限の生活を支援する施設であり、その運営は、町内会、避難者、町、施設がそれぞれ役割を担当し協働して行います。
2 避難所開設までの流れ
原則、避難所の開錠と安全確認は、町職員または施設管理者が実施します。
施設職員が不在で町内会が鍵を保有している場合のみ、町内会が開錠および安全確認を実施します。
3 避難所運営委員会
避難所を運営する組織の標準例を記載しています。ただし、活動班の編成は災害の規模や避難者数によって柔軟に対応する必要があります。
4 避難所運営の流れと活動班の内容
避難者収容時点から、活動班ごとにすぐやること、落ち着いたらやることなど時系列で整理し、活動内容の手順を記載しています。
生活ルールブック
避難所生活に必要なルールを参考例として次の項目を記載しています。
- 共通ルール
- 共同生活上のルール
- トイレ使用のルール
- 火気使用のルール
- 夜間の警備体制
- 食料配付のルール
- ペット飼育のルール
- マスコミ対応のルール
- 来訪者への対応ルール
- 郵便物の取り次ぎルール
- 特設公衆電話の使用ルール
様式集
様式集では、避難所開設チェック表で「避難者カード」「名簿」「ペット登録台帳」「物資配送依頼書」など9様式を集約しました。