高血圧と減塩、隠れた塩分を探せ!
11月15日(木曜日)、竹浦温泉地区町内会で、出前講座をおこないました!
ご参加された皆さん、とても楽しい時間をありがとうございました。
この出前講座では、高血圧を予防するには、減塩がとても大切だということをお勉強しました。
そこで、すこやかnewsでも、減塩の大切さについて少し触れたいと思います。
高血圧とはどんな状態なのか、塩は体の中でどんな仕事をしているのか。
余分に摂った塩分は、排泄するからいいのでしょうか?
実は違うんです。
身体の中で困ったことが…!
体の中のナトリウム濃度は一定に保たれます。0.9%です。
これよりも低くなっても、高くなっても、人は生きていけません!
そのために好き勝手に食べても、体はナトリウムを0.9%に調整してくれるのです。
・・・では、摂りすぎた塩分は、どのように調整されるのでしょうか?
- まず、薄めようとします。
- どうやって?
- 体の中の水分を血管の中に集めて、濃かった血液が薄まります。
- もとの濃度に戻りましたが、血液の量が一時的に増えました。
- 増えた分、溜めておけないので、排泄します。(尿になります。)
この流れを見てみると、一時的に血液の量が増えました。
ここで少し困ったことが起こっているのです。
血液量が増えると圧が上がります。
この時に、血管内皮が傷がつきます!!!
傷ついたら血小板がきて修理します。
もともとの内皮よりも盛り上がってしまいます。
これを繰り返すと、その部分は硬くなり、どんどん肥厚します。(動脈硬化)
するとどうでしょう。
血管の中が狭くなり、血圧が上がってしまうのです。
日本人には脳卒中が多いですが、実は、その原因は、高血圧などによる動脈硬化が多いんですよ~。
塩分の摂りすぎが引き起こします。
そこで、出前講座の中では、日頃摂っている塩分をチェックシートを使って、チェックしてみました!
結果は、平均並みのかたは参加者全体の4分の1にとどまり、あとの皆さんは多めに偏る結果になりました。
意外と塩分って、知らない間にも摂れてしまっているものなんですね~!!
平均だったかたも、隠れ塩分に注意が必要です。
そこで、出前講座では、減塩の方法をいくつか紹介をしました。
減塩食品も活用してみましょう♪
今出回っている減塩食品には、美味しいものもたくさんあります。
ポイントとしては、今よく食べている食品よりも減塩になって、かつ美味しいものを選ぶことです!
今回の出前講座は、亀田製菓さんにご協力頂いて、減塩ハッピーターンのサンプルを試食してみました!
味は大変好評で、「塩分は少なめだけど、全然減塩の感じがしない」というのが皆さん共通の感想だったようです。
亀田製菓さんには大変感謝しております。
また減塩の出前講座等でありがたくサンプルを使用させて頂きます!
今回は亀田製菓さんのご協力もあり、お菓子で減塩食品の試食をおこないましたが、他にも減塩食品を作っている会社はたくさんあり、食品の種類もお菓子だけではなく、さまざまです。
調味料や加工品も美味しいものがたくさん出ています。
(例:梅干しやかにかまぼこ、調味料なら塩、減塩しょうゆなど)
日頃使っている調味料や加工品よりも、減塩になって、かつ美味しいのであれば、一度使ってみてはいかがでしょうか?
隠れ塩分には、あいうえお塩分表をご活用ください!
気付かないところで、塩分が摂れている…
でも、どこで摂れているのかわからない…
そんなとき!あいうえお塩分表をご活用ください!!
載っている量は全て1グラム分の塩分です!それがあいうえお表になっています!
「いつも食べているこれは、この量で塩分1グラムなの!?え~!!」…といった具合に使ってみてください。
また、あいうえお塩分表は次のPDFをダウンロード頂けますので、ぜひご利用ください。