すこやかnews vol(ボリューム).11
今回は食品ロス削減と食品の期限の正しい知識をテーマにしたいと思います
コロナ禍で、ひとつ問題視されているのが、家庭ごみの増加です。
国内でも同じように増加が見られています。
白老町でも、家庭ごみの量が前年度と比較して増えているのですが、食品廃棄も多く含まれているのかもしれません。
もし、本来食べられたはずが、食品の廃棄でごみの量が増えているところがあるとしたら、もったいないですし、できれば節約と資源の有効活用のためにも削減していきたいところですよね!!
今回のすこやかnewsでは、ひとつの視点として、食品を上手に保存するところから、食品ロス削減について考えてみることにします♪
消費者庁ではホームページに食品ロスを防ぐ啓発記事を掲載しています。
その中で、食品の使い方に関するポイントを取り上げています。

買い物に行った際に…
お店で気になる食品を買って帰ったら、そろそろ使わなきゃいけない食品と似たようなものだった…、そんなことありませんか?

そんなときは…!!
「今日食べたい」と思わなかったほうを、下味冷凍して保存してみましょう!!
(なるべくロスを減らすためには、古いほうから使うのが理想です♪)
下味冷凍のポイント
- 水を足して調理する方法や、ゆっくりと蒸して加熱する方法を選ぶ
- これを加熱すれば1品でもおかずになる!というストックを作っておく (忙しい時使える)
- 小分けで冷凍する


豆知識
食品の賞味期限と消費期限の違いは知っていますか?
賞味期限(しょうみきげん)
美味しく食べることができる期限
定められたい方法により保存した場合に、期待されるすべての品質の保持が十分に可能であると認められる期限。
ただし、当該期限を超えた場合でも、これらの品質が保持されていることがある。
表示がされている食品の例
- 菓子
- カップめん
- 缶詰
消費期限(しょうひきげん)
過ぎたら食べないほうがよい期限
定められた方法により保存した場合、腐敗、変敗その他の品質(状態)の劣化に伴い安全性を欠くこととなるおそれがないと認められる期限
表示がされている食品の例
- 弁当
- サンドイッチ
- 総菜
消費期限と賞味期限のイメージ
とくに上手な食品ロス削減で注目したいのは、賞味期限です!
賞味期限が過ぎてしまったからといって、ただちに食品衛生上問題が生じるものではありませんし、消費期限に関しても、表示されている保存方法に従って保存していれば、期限を過ぎたからといってすぐに食
べられなくなるわけではありません。十分に加熱するなど調理方法を工夫してみましょう!
楽しみながら、一緒に食品ロス削減を考えてみませんか?
下味冷凍も数ある食品ロス削減の方法のひとつです。他にも作り置きなどの、保存がきくレシピを実践してみたり、作りたいレシピを家にある食材で置き換えてあるものを消費したり、野菜を皮ごと使用したり、色々と方法があります。図書館には、これらの参考となる本をたくさん置いています。
関連図書の紹介
今回のすこやかでは、図書館の本を2冊ご紹介します♪
図解早わかり!今こそ知りたい「賞味期限」の新常識(宝島社)
色々な食材の消費期限や賞味期限、上手な保存方法がわかります!
食品ロス削減推進法で変わってきた現在の表示など、知識がたくさん詰まっています。
これを見たら、食生活も大きく変わる…!?
ぜひ、参考にしたい1冊です♪
冷凍保存レシピBOOK テクがおいしさのコツ!(朝日新聞出版)
素材別の冷凍方法と、解凍調理方法をわかりやすく紹介しています♪
冷凍する食材も、活用用途を選べば、今まで冷凍できないと思っていた食材でも、調理方法によっては、冷凍できる食材かも…!
冷凍食材を使ったレシピも多く載っていて、頼りたくなる1冊です!
次回のすこやかnewsでは食品ロス削減シリーズ第2弾として、関連図書の紹介と、春の野菜の栄養とレシピについてお伝えしたいと思います♪