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すこやか6月号

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今年度から毎月健康ニュースと健康レシピをお届けしています。

第3弾の6月号では、毎日の食事を歯と口の健康の視点を通して肥満の改善を考えます。

食べ方でも歯を守れる!?知っておきたいポイント!!

実は密接!糖尿病と歯周病、そして肥満…

6月4日~6月10日は歯と口の健康週間でした。 歯の健康を保つことは、日ごろの食事を考えていくうえで非常に重要です。この機会に、大切な「歯」を守るために心がけたいことを一緒に学んでみましょう。

実は、身近な生活習慣病である、糖尿病と歯周病には密接な関係があることが分かっています。血糖コントロールと歯の残数には関係があるのを知っていますか?

日本人の健康診断情報と健康保険情報を用いたビッグデータを使用した統計から、

(1)血糖が高い人では炎症物質が歯槽骨(歯を支える骨)を溶かす影響から、歯の残数が少ないことがわかっています。

(2)また、歯周病があると、患部から炎症物質が出るため、血糖を下げるホルモンであるインスリンの効きを悪くし、高血糖になりやすいのです。

(3)肥満があると、糖尿病になりやすいのはもちろん、糖尿病と同様に炎症物質が多く出るため、歯肉の炎症を起こしやすく、この炎症物質が局所にあらわれて、歯槽骨(歯を支える骨)を溶かすことが分かっています。

New_糖尿病と歯周病、肥満の関係

肥満・糖尿病予防のために満腹中枢もしっかり働かせましょう!

歯の清掃を行うことは一つ、リスクを減らすために重要ですが、食事では食物繊維をしっかり摂り、過剰摂取を防ぐことで、血糖コントロールを保ち、糖尿病や肥満を予防することができます!!

(1)しっかりと噛むことは満腹だと感じるために重要な、”満腹中枢”がちゃんと働くために必要です!満腹中枢を働かせることで、食べすぎを防ぐことに繋がります!

(2)満腹中枢は、食べ物を食べ、消化管を通って分解された糖が血液中に増え、血糖値が上がると刺激されます。

それにより、満腹を感じ、血糖値を下げるホルモンであるインスリンがすい臓から出されます。インスリンにより、血液中の糖が細胞に取り込まれることで、血糖値が下げられ、正常に戻します。血液中の糖が減ってくると、今度は空腹を感じる中枢である摂食中枢が刺激されます。

New_ 満腹中枢働く

(3)しっかり噛むためには、食材の切り方の工夫も大事です!

そこで、今月のすこやかレシピは、手切りの千切りでしっかり噛めて、かつ減塩!

初夏にもぴったりな”きゃべつと生姜のさっぱりサラダ”をご紹介します♪

ぜひお試しください✨