白老町では、公共施設における持続可能な行政サービスを提供するため、適正な施設配置の考え方を示す「白老町公共施設適正配置計画」を策定しましたので、次のとおり公表します。
公共施設適正配置計画とは
公共施設適正配置計画とは、公共施設における持続可能な行政サービスを提供するため、必要な機能は維持しつつ、公共施設の数や規模を将来の町の人口や財政規模に見合ったものにする取り組みです。
公共施設のあり方を様々な視点から検証・評価し、計画期間である20年間を1期から4期に分け、それぞれの施設の方向性を定めて計画的に適正配置を実施することを目標としています。
今後においては、社会環境の変化や行政サービスに対するニーズを捉えながら、公共施設の総量を抑制し、統廃合を進め、1施設1機能から、多機能・複合施設への転換を図り、それに対応できる総合的な管理・運営を推進し、公共施設適正配置を進めていきます。
計画の位置づけ
この計画は、平成26年4月に総務省より発出された「公共施設等の総合的かつ計画的な管理の推進について」に基づき策定した「白老町公共施設等総合管理計画(令和3年10月改訂)」を上位の計画とし、公共施設の個別計画等との整合性を保ちつつ、個別具体的な適正配置方針を示しています。
取組の背景について
白老町は、昭和40年代から平成初期にかけての人口増加期に多くの公共施設を整備してきましたが、そのほとんどは完成してから30年以上を経過することとなり、近い将来に大規模な改修を必要とする時期を迎えます。
平成29年3月に策定した「白老町公共施設等総合管理計画」において、町内の公共施設の現状やライフサイクルコストを整理するとともに、今後必要となる公共施設の建て替えと大規模改修にかかる費用を算出しました。その結果、現在保有する公共施設の全てをこれまでの同じ規模で維持・更新していくことは困難であることが分かりました。
したがって、施設保有量の抑制、適切な維持管理、財源確保を図ることを3つの公共施設の基本方針として定め、今後、生産年齢人口の減少や、少子高齢化、厳しい財政状況が続くことが見込まれる中、白老町の将来を見据え、公共施設をどのようにしていくべきかをしっかりと考え、課題解決に向けて取り組んでいきます。