SOS!牛乳チャレンジ?
みなさま、新型コロナ感染症の感染拡大防止対策で自粛ムードが続く中、それぞれのご家庭の中で工夫されていることと思います。
この感染拡大防止対策による影響により、牛乳の消費も深刻な問題といえます。
牛乳(生乳)を作る乳牛は、生きていて、病気を防ぐために毎日搾乳しないといけません。
つまり、牛乳は作られ続け、消費されないことに大きな問題があるのです。
農林水産省でもプラスワンプロジェクトをスタートさせ、牛乳やヨーグルトを普段より1本多く消費することを推進しています。
北海道でもSOS!牛乳チャレンジ等、呼びかけが始まりました。
そこで、すこやかnewsでも牛乳を使った消費方法を考えてみました・・
牛乳を使用した、新しい和食、乳和食をご紹介します。
これは日本栄養士会監修のもと、J-ミルクが紹介している新しい提案です。
この乳和食とは、”乳 + 和食”です。
横文字表記で、新しい和食 (new-Wasyoku) とも掛けているみたいです。
和食は、私たちの食生活の基本であり、色とりどりの食材で栄養バランスにも優れ、健康食として世界中から注目されています!
- コクが出て、使用する調味料を減らしても味がまとまるため、減塩につながる
- 日本人に不足しがちなカルシウムを効率的に摂ることができる
(牛乳のカルシウムは、体内で吸収されやすい特徴があります。)
乳和食は、牛乳を足すことによって、補ってくれるのです!
今回は、牛乳の消費という観点から、乳和食の中から紹介したいのは、カッテージチーズと、分離したときに出来る、乳清(ホエー)です。作り方は、J-ミルクのホームページを参照してください。
このカッテージチーズは、牛乳200ミリリットルあたりに、米酢大さじ1を入れて作り、カッテージチーズは約40グラムでき、乳清は約150ミリリットルできます。
チーズが出来たら、この乳清も捨ててはいけません!
酸で分離させるこのカッテージチーズは、乳清のほうにミネラル分が多く出ていってしまいます!(カルシウムもミネラルです。)
この乳清も使います!
酸味があるので、醤油に混ぜたらポン酢となり、かんきつ類と一緒に寒天やゼリーで固めると、美味しいスイーツになります♪
寿司酢に使用してもよいでしょう。
米酢以外の酢や、柑橘果汁などに変えて分離させてもまた味が違って面白いです。
フレイル予防の観点からみても、体のたんぱく質を作るのに必要なアルブミンが牛乳にも含まれていますが、乳アルブミンは乳清に多く含まれているので、絶対に捨てないで使用しましょう♪
みなさん、ぜひこの機会にJ-ミルクのホームページもご覧頂いて、乳和食を取り入れてみてはいかがですか?
J-ミルクホームページサイト (別ウィンドウで表示)
※広報で紹介した、オハウのレシピを掲載します♪ビタミンA、C、Eも体づくりに取り入れてみてください。
鮭のオハウ(チェプオハウ)
材料 (1人分)と下準備
- ・鮭(塩鮭): 2分の1切れ(3センチメートルに切り、酒をまぶす)
- ・昆布:2グラム(鍋に入れ、一晩水につけておく)
- ・水:180cc
- ・にんじん:本: 8分の1(薄皮を残して乱切りにする)
- ・大根:2センチメートル(皮をむいて乱切りにする)
- ・じゃがいも:12分の1個(皮をむいて3センチメートルの乱切りにする)
- ・ごぼう:8分の1本 (土を落として乱切りにする)
- ・ほうれん草:1株(軸を落として3センチメートルに切り、下茹でする)
- ・長ねぎ:2分の1本 (斜に切る)
作り方
- 昆布と水の入った鍋を弱火にかけます。フツフツとしてきたら、昆布を取り除きます。
(使用したい場合は、切って後ほど入れましょう。) - ほうれん草、長ねぎ以外の野菜を鍋に入れて蓋をして、弱めの中火で15から20分ほど煮て、一旦火を止めます。
- 蓋をとり、弱火にして、鮭、ほうれん草、ねぎを入れ、鮭の色が変わるまで煮ます。
- 火を止めて油をまわしかけ、盛り付けて完成です。